塔頭寺院の一つで、舎利殿(金閣)が有名なので金閣寺と呼ばれています。鎌倉時代の公卿、西園寺公経の別荘を室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受け、山荘北山殿を造ったのが始まりとされている。
金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世にあらわしたと言われ、有名な一休禅師の父である後小松天皇を招いたり、中国との貿易を盛んにして文化の発展に貢献した舞台です。義満の遺言によりお寺になりました。夢窓国師を開山とし、義満の法号鹿苑院殿から二字をとって鹿苑寺と名づけられました。
舎利殿(金閣)
漆塗りに金箔を張った建物です。足利義満公が造営した北山山荘で唯一解体を逃れた建造物でしたが、1950年に全焼しました。1955年にほぼ焼失前の状態に再建されました。3層構造の豪華な造りで、2層目、3層目には漆に金箔が押されています。各層に別々の建築様式を採用した異色の造りになっていて、こけら葺きの屋根の頂上には鳳凰が輝いています。
不動堂
本尊は弘法大師が作られたと伝えられる石不動明王で、霊験あらたかな秘仏として広く一般に信仰されています。
銀河泉
足利義満公がお茶の水に使ったと伝えられる泉です。
巖下水
足利義満が手洗いに用いたと伝えられる泉です。
龍門の瀧と鯉魚石
龍門の滝は、2~3メートルの高さを一段落としにした瀧で、龍門の滝を鯉が登りきると龍に化するといわれる中国の故事「登竜門」に因んだ鯉魚石が置かれています。
安民沢と白蛇の塚
鹿苑寺(金閣寺)開山前からある池で、池の中央には白蛇を祀った「白蛇の塚」が建てられています。白蛇は水神様として信仰されており安民沢にも守り神として白蛇の塚が建てられています。
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