四国別格二十霊場 第二十番 大瀧寺2022.05.30 01:06奈良時代(神亀三年)行基菩薩が塩江より御登山になり阿讃山脈秀峰に一寺を建立し、阿弥三尊を安置しました。平安時代の初期、延暦十年(西暦788)弘法大師も「三教指帰」と云う大師の著書にはっきりと記されています様に「求聞持修法」をされ、弘仁六年(807年)弘法大師四十二才、二度目の登山...
四国別格二十霊場2018.09.12 12:20お大師様の心の道 四国路の春は、お遍路さんの鈴の音とともにやってくるといわれています八十八の札所は、お大師様の開かれた霊場として、昔から多くの巡礼者を受け入れてきました。そしてまた、お大師様は四国霊場を開かれるにあたって八十八カ所以外にも数多くの足跡を残されています。それらは番...
四国別格二十霊場 第十番 西山興隆寺2018.08.01 10:54当寺は人皇第三十五代皇極帝の御代(642年)空鉢上人によって開創以来、行基菩薩、報恩大師、弘法大師の御入山があり、歴代の皇室、武将、藩主並に地方信仰者の崇敬厚かった。数多くの国指定、県指定の文化財があり、当寺の伝統ある歴史を物語っている。広い境内には西山四国八十八カ所・三重塔の展...
四国別格二十霊場 第十九番 文殊院 2018.08.01 02:11天長元年、大師は当院の文殊菩薩に導かれて当寺に留錫し、人々を教化される。河野衛門三郎も、その一人で、八名の愛児を失い、自分の罪の深さに目覚めた衛門三郎は、大師に懺悔、謝罪のため遍路に出る。これが遍路の始まりで四国の霊場を八カ年、二十一回巡拝して、遂に大師と再会できる。 のちに、大...
四国別格二十霊場 第十四番 椿堂2017.09.06 07:30椿堂常福寺は椿堂の名をもって広く知られ、愛媛県の東端川之江市川滝町下山椿堂に在り、六十五番札所三角寺より六十六番雲辺寺に向かう国道192号線沿いにて交通の便よろしい地にあり。 その昔、大同二年(807)邦治居士なる人物この治に庵を結び、地蔵尊を祀る。 弘仁六年(815)十月十五日...
四国別格二十霊場 第十三番 仙龍寺2017.09.06 07:30寺は嵯峨天皇の弘仁六年、弘法大師が四十二才の時登山され金剛窟に瀧沢大権現と、開運不動尊を勧請して、息災の護摩壇を築き、朝夕「きよめの瀧」で心身を浄め「開運厄除」「虫除五穀豊穣」の二つの御請願をおたてになり、二十一日間護摩の修行をなさる。その護摩修行成満の後、自らの姿を彫刻して、此...
四国別格二十霊場 第五番 大善寺2017.08.30 01:14弘法大師四国八十八カ所御開創の砌、須崎の入海はきわめて広く、今の大師堂の地点は海に突き出た岬とっていた。当時は山越しに行くのを常としたが干潮の時はこの二つ石岬の端を廻って行くことができた。ところが同地は波浪いつも岩をかみ「土佐の親しらず」といわれ、波にさらわれて海の藻屑となるもの...
四国別格二十霊場 第四番 鯖大師本坊2017.08.27 00:20お大師様がお四国をお開きに巡られた折、この地が霊地であることを悟り、御修行されました。ある朝通り掛かった馬子に積み荷の塩鯖を乞われましたが、口汚くののしられ、ことわられました。馬子が馬引坂まできた時、馬が急に苦しみだし、先ほどの坊様がお大師様と気づいた馬子は鯖を持っておわびし、馬...
四国別格二十霊場 第三番 慈眼寺 2017.08.26 01:17大師十九才の御年、世の中の人々の生活苦、病苦及び一切苦厄を除くために修業中、夢のお告げにより不思議な鍾乳洞を発見。大師、洞窟の邪気祓いのため護摩をたいて洞窟を清め、悪魔悪竜を洞窟の壁に封じ込め末代衆生のため結縁潅頂の秘宝を修せられた行場として崇信者が多い。僅か百メートル程の洞窟だ...