白水山 医王院 平等寺(四国八十八ヶ所霊場 第二十二番札所)

歴史・由来

弘仁5年(814年)、弘法大師がこの地を訪れ禅定に入られたころ、心に薬師如来さまの姿が浮かびました。 お大師さまはそのお薬師さまを想いながら次のような御誓願を立てられます。 「あらゆる人々の心と身体の病を平等に癒し去る」 大師はこの地での修行を志し加持水を求めて井戸を掘られたところ、乳のごとき白い水が湧き溢れました。その霊水で御を清められた大師は百日間護摩行を続けた後に先のお薬師さまの姿を木に刻まれ本尊として奉安し、山号を白き水が湧いたことから白水山(はくすいざん)、寺号を平等寺と定められました。 以後、寺は大規模に栄えましたが江戸初期頃までに一度興廃し、1680年に伊予から来た中興一世照俊阿闍梨らによって再興され、現在に至っています。現存する本堂が再建されたのは1737年、大師堂は1824年建立です。 大師が掘られた霊水の湧く井戸は男厄除坂の左下にあり、どんな日照りにも枯れることなくこんこんと湧き出ております。現在は無色透明で飲用に適し、万病に効く「弘法の霊水」として全国に知られています。(四国八十八ヶ所霊場会より)

本堂・大師堂

仁王門・鏡の井戸
鐘堂

御朱印


旅と趣味 平蔵

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