高松カントリー倶楽部の#14ホール近くにあります。
城山は地名からもわかるとおり古代山城の遺跡があり, 早くから国指定の史跡となっています。
また,一方で城山の城跡は城山長者の伝説と結びついていて,坂出の昔話として
語り伝えられています。 城山は朝鮮式山城とも神篭石とも呼ばれていますが,
今日では朝鮮式山城に類似する構造の城跡と考えられています。 朝鮮式山城は7世紀後半頃の
朝鮮半島の政治的緊張に伴い,日本国内の防御体制を整えるために築かれたとされています。
城山の城跡は山頂の平たん部を中心に確認されており,平たん部から急斜面へと変換する
地点付近には石塁・土塁が一重から二重に巡らされています。 車道(くるまみち)と呼ばれる
この遺構は,足の具合の悪かった娘を車に乗せて,長者が一緒に散歩したものだと
語り伝えられてきました。このほか,山中にはホロソ石(文中写真)・マナイタ石と呼ばれる
奇妙な石製加工物が散在していますが,これらは幾つか存在したと考えられる城門の
礎石ではないかと推測されていますが,ホロソ石一対とマナイタ石とで城門の礎石が組まれたなら,
その数が足りないことや,その発見場所が全く離れていたりすることなど,不明な点が多く,
破壊されたためではないかとか築造途中に放棄されたのではないかなど,諸説が考えられています。
いまだなぞに包まれた遺跡なのです。(坂出市HPより)
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